真っ白ボディにワインの輝き
ヤバドゥ! ヤバドゥ! 原稿とか凄い勢いでヤバドゥ!
ここでおとしたらころころされるかもしれんね。
そんなわけでいつでも臨界突破確定な男yamotoでございます、ごきげんよう。
さて、この書き出しから解るとおり物欲品はこちら!!
ラミーサファリ限定品の白! およびドクターヤンセン・ワインインクカルテのバローロ! そして色彩雫「松露」の三点セットで御座います!
……おかしいな、俺。無職なのになにやってんだ?
ちょっと、気が遠くなるような気分はグッバイ! ウェルカム物欲タイム! ってことで今回の物欲品の紹介をば。
まず、ラミーサファリにつきましては前回の通り、素敵な万年筆です。
詳しくは日記バックナンバーをご覧ください。
サファリは毎回限定品、と称してこのようなカラーバリエーションが出てくるのですが。
今回たまたま2007年度限定品の白がありましたので即ゲットという流れでした。条件反射で購入しましたが、それはこの光沢あるホワイトカラーが洗脳をしかけてきたと思って頂ければ良いと思います。
ラミーさんは、デザインでグイグイ誘惑してくれるから困りますね、はい。
次に色彩雫に関しましては、こちらをご覧ください。
このように、青・緑なども様々なカラーバリエーションを持つ、と教えてくれるインクとなっており、さらに見た目もとてもよいため、コレクションアイテムとしても最適の品となっております。
現在、露草・紫陽花・月夜を所有しており、それで満足はしていたのですが、今回某氏と話をしておりまして、松露に手を出すこととなったわけです。
このインク、書いた瞬間と乾いた後での変色幅が多めな珍しい品でした。
最初は「あれ? 俺ブルーインク買ったンだっけ?」と思うようなブルーカラーが広がりますが、その後紙がインクを乾かし終わった後を見ると、松の葉の様なブルー混じりの深いグリーンに変化するのです。
その色はまさに松に落ちる露が、空の色から松の葉の色に変わるまでの仮定を示すようで、実に深いインクの世界をかいま見せてくれます。
さて、最後になりますが、今回の大本命。
ドクターヤンセン・ワインインクカルテです。
仔細は以下のところにございますので是非どうぞ。
このインク、本物のワインから作り出しているものでして、1本のワインボトルからインク瓶12個分しか作れないという贅沢の極みの様なインクです。
しかもワインの銘柄によって香り・色合いなども変化するため一見同じワインレッドに見えても見比べるとその違いさえ愉しむことが出来ます。
さらにその上、このインク。
ドイツのインク職人のヤンセン氏が一人、手作りで作っているという趣味の極みの品だったりします。インク製造のレシピもヤンセン氏しか知らないので、他の誰も生み出すことは出来ないのです。
ドクターヤンセンインクシリーズの解説にもありますが、気乗りがしなければ作らないという職人の暇だから作ってみたシリーズ、みたいな感じが実にたまりません。ヤンセン氏が飽きたら無くなるというレアリティも抜群の品ですね。
そして実際にインクを試してみましたが。これがまた大変いい品でした。
最初まるで、血のような鮮やかな赤が素晴らしいインクフローと共に現れ、紙の上にラインを作ったかと思えば、乾くに従い落ち着いた臙脂の様な色に変化しました。
その際僅かにワインの香りも漂うため、書くという行為に視覚・触覚だけではなく嗅覚まで加わってくるのです。
これは、まず普通はあり得ない感覚であると思います。
今回私は思い入れが深いイタリアのバローロを選択しましたが、そのような形で思い入れのある好きなワインレッドを万年筆で愉しむ、という遊びもいいのではないでしょうか?
ともかく「本物」のワインレッドを愉しめる一品。興味と機会が有れば手を出してみるのも一興だと思います。
それでは、今回まとめて3点ほど紹介いたしましたが、どれもさほど高価ではないわりに、楽しく遊べる一品として末永くつき合えるいいものだと思います。
もしよろしければ、ちょっと万年筆の世界に足を踏み入れてみませんか?
と、いうわけで今回はこれに……
「いいかげんに死ねば?」
「クソ寒い時期に極寒な台詞を言うんじゃないですよ、脳内金髪少女メリー(18禁)。 しかも重ね着の上に白系のコートとか着実に雪だるま化していってますね。そのまま丸くなれ」
「暖かいことを言ってあげましょうか?」
「ほう、言えるものなら是非に」
「いいかげんに死ねば? ストーブが原因の不審火で」
「いろいろな意味でドス黒い単語を繰り出すんじゃありません。で、そこな雪だるまさん、何勝手に弄ってるんですか」
「いい色ね。このサファリ」
「お。毒舌が出るかと思いましたよ」
「貰っていくわ。有り難く思いなさい」
「お前の存在が凄まじく有り難いわ!? なんだその開き直り万引きモード。どこのゆとり世代だよ!」
「窃盗じゃないもの。献上でしょう」
「世界は相変わらずお前中心ですか、この最悪毒舌アナーキー生物め」
「自分が中心だと思ったの? 低脳無能醜悪生来変態性癖生物。そろそろガン細胞の紹介に載ってみたら?」
「俺は人間ですからガン細胞にはなれません。で、書き味を試したいならそう言いなさい。素直じゃありませんね」
「世迷い言を口にしてるようね。いい加減人間だなんて幻想はあきらめればいいのに。ふぅん……いい色ね。太ももあたりの静脈血を絞り出したような色をしてるわ」
「いきなりブラッディに走りましたね貴様。全米ドン引きコンテスト出ろ」
「乾くと紅樺色になるのね」
「べにかば、いろ?」
「知らないなら死になさい。日本固有の色で、日本の伝統色シリーズにも載ってるわ。デザイナーとして、日本人として、あと何となく姿が鬱陶しいから死になさい」
「お前最後だけだろ、ホントに思ったの」
「そんなことはないわ。全部本音よ。順位は最後が最優先だけど。それでこのインクはどこ?」
「ん、そこの机の上ですけど」
「そう。それじゃ出て行って良いわ」
「だから堂々強奪すること前提で話してんじゃねえぇえ!!?」
と、いうことで珍しく物を欲しがったメリーに容赦なく抉り混むようなボディブローを食らわしつつ今回はこれにて。
万年筆でいろいろ遊んでみませんか?