女神のノート
世界はいつも輝きに満ちている。
そこから生まれる物もまた、輝きに満ちている。
だから僕の叫びは、空に向かって放たれるんだ。
ヤバドゥ! ヤバドゥ! ヤバドゥ! と。
はい、そんなわけでいつもギリギリレッドゾーン! 明日は多分あったらラッキーぐらいでお送りしております人生ダウンヒルスペシャリストのyamotoですごきげんよう。
最近お前ヌルくね? 散財してなくね? などといわれておりますが実はしっかり金をばらまいております。浪費なくして何が人生か!!
と、いうわけでいつも通りに始まりました散財チャンネル! 今回の散財品はこちら!!
株式会社マルマンさんのナイスなノートパッド! ニーモシネのカバー付きでございます!
いやあ、この黒々としたルックスイイネ!! おじさん即買いですよ!!
ってことで今回はコチラのレビューなどをしていこうかと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
・スッキリした色の罫線をした女神の道具
このノートパッドは「記憶の女神」から名前を取っているだけあって、非常に効率的な作りとなっております。
メモ上部にはタイトルと日付を書き記すスペースがあり、次にその下からずらっと覆う5ミリのグレーカラー方眼による罫線は、文字を書くときや図形を書くときのサポートに徹しており、悪目立ちすることなくあくまでも慎ましやかな佇まいを見せておりました。
さらにこのノートパッド自体の大きさは表記にあるA4やA5サイズより大きいのですが、そこがポイントの一つのようでして。
「切り離したときに必ずA4やA5規格サイズになる」ということを前提に作ってあるようでした。これは、日本国内において非常に有用なメモパッドではないでしょうか。
なにせ販売されてるファイルやスキャナは、大抵そのサイズに合わせて作られておりますしね。
・スマートな切り離し性能
さて、先ほど「切り離し」と申しましたがこのメモパッドは根本部分にマイクロミシンが入っており、簡単にびーっと、千切るように切り離すことが出来ます。これは有名なロディアなどと同じ仕様ですが、この機能は非常にこの手のメモパッドにおいて重要だと思っておりまして。
これにより、メモ帳を乱暴に扱うことによって発生する空中分解事故や、天糊の経年変化による劣化で書いてる途中分離すると言うことも避けられるのです。
メモは書き留める間しっかりと自分の出番を待って、書き留めたあとは綺麗に切り離されて出撃すべし、という私の理想的なメモの理念に反った素敵な一品でございました。
さらに紙自体もそこらの薄紙メモではなく、しっかりと腰があり、それでいて書きやすいと評判の厚さの紙が使われているため、筆者所有の万年筆で書いたとき書き心地がよく、さらに裏抜けもしないような作りとなっておりました。
・頼もしいPP製のカバー
そして次はカバーにつきましてですが。
今回A5サイズを買ってみたのですが、これがまた持ち運びに丁度良いサイズでして。さすがにポケットに入れて持ち歩くという用途には適しておりませんが、鞄の中でも邪魔にならない素敵サイズでございます。
さらにPP製のわりには表紙がマットになっており、汚れにくく持ちやすく、しかもイミテーションレザーのような手触りが心地よく、非常に軽いという弱点のなさそうな仕上がりになっており、長年使うことの出来る予感を確かに伝えてきております。
その上で開いて左側に配置されたメモホルダーは非常に有能であり、切り取ったメモの一時保存や、名刺の一時待避場所などに最適とも言える作りとなっておりました。
このノートパッドを持ち込んで拡げるだけで、作業用スペースがそこに展開されるという、持ち運べるデスクトップのようなアイテム。
それでいてお値段は控えめの1000〜1500円程度というその価格は、普段使いのメモやノートパッドから会議用議事録までこなせてしまう有能な道具にしては破格とも言えるのではないでしょうか。
と、いうことで今回のアイテム。
シックな見た目に凝縮された高機能は、貴方のビジネスや生活に大きく貢献してくれるのではないでしょうか。
それではでは、今回はこの辺で……
「ニーで死ね。素敵な名前ね」
「早速ブラッディな単語をねじりだして来やがりましたか。脳内金髪少女メリー(18禁)め。6月なのにクソ暑い今日この頃、なんでそんな長袖を着ますか貴様」
「貴方の言葉を代弁してあげただけだけど。何か間違いでもあったかしら」
「随分お前らしくない単語だと思いましたが、そんな事を言った覚えはありませんよ。記憶の女神に謝ってくるといい」
「ニーモシネ! 超イカス! ミーモシネ! 超自殺! だったかしら。そんな下らないジョークで何時間笑っていたか思い出せないほど脳が劣化してるなら死ぬと良いわ。理由は私の不快時間がリミットを超えたから」
「ごめんなさい、言ってました。ほんとすんません、勘弁してください」
「いいわ。自殺しなさい」
「全然譲歩してねえじゃねえか貴様。どんだけ俺の存在が不要なんですか」
「聞きたい?」
「いいえ、全然」
「そう、じゃあ納得したということでさっさと死になさい」
「普通そこで強制的に聞かせるという強引なセンスはないんですかお前」
「あるとしても使う気にならないわ。どうでもいいもの。それでこれがその記憶の女神っていう名前のビッチノートかしら」
「ビッチとかとんでもねえことをスタートダッシュからかますんじゃありません。あー、勝手にパラパラめくりやがって」
「節操なくかぱかぱ股を開くような柔軟なオープン感に、簡単に持てる尻軽さ、その気になればメモパッドだけ乗り換えられる構造、気に入らない失敗メモは簡単に捨てられる切り離し性能等、どこを取ってもビッチに相応しいわね」
「お前は長所を濁らせる天才ですか。良点がビッチの証に聞こえてしょうがないぞ」
「都合のよいビッチね」
「いやいやいや。上手いこと言ったつもりか」
「千切ったとき多少断面が荒くないかしら。ロディアならもっとスッキリ取れたはずだけど。紙の厚さがロディアより厚いことによる副作用かもしれないわね」
「あー、それはあるなあ。あと紙質のツルツルさだとロディアに譲る面があるのは、否めないしな」
「劣化コピーということね」
「おま!? それは危険すぎる発言だと思うんですけど!?」
「どう見てもそっくりよね。綴じ方といい、罫線といい、背面の文字の配置といい」
「やめろそれ以上やめろ。 お前は目を放した隙にドンドン世界に喧嘩売り歩くプロフェッショナルですか。 そんなに世界を敵まみれにしたいのか」
「いいえ。この程度で敵になる相手なんて、どうせすぐ自滅するもの」
「相手が滅ぶこと前提とかどんだけお前容赦ないんですか。危ない指定はそのへんにしとけ頼むから」
「断るわ」
「脊髄反射ぐらいの勢いで言葉を根っ子からへし折ったなお前」
「脳で考えるまでもないことだもの。それでこのビッチメモ帳だけど」
「すでにそう呼称すること確定かよ。んで?」
「耐水性はあまりなかったようね。さっき水をひっかけてみたのだけど、見事に中までぐしょぐしょ。すぐ濡れるビッチね」
「バケツでぶっかけりゃそりゃなるわ!? どう見ても外側にかかったとかいうレベルじゃないだろが!」
「水も滴るいいビッチ」
「じゃかましいわー!」
と、いうことでとんでもなく極端な耐久試験をしやがったメリーにバケツをかぶせ、フルスイングナックルによる龍が如くのヒートモードを再現しつつ、今回はこれにて。
意外と使い勝手のいいメモ帳なので、是非貴方の鞄の中にどうぞ加えてやってみてください。