世界を弄り回して遊ぶ

ヤバドゥ! ヤバドゥ! ヤバドゥ!
相変わらず働いてないせいで明日がヤバドゥ!!

そんなわけで今回もまた、始まりましたは物欲チャンネル!!!




今回の散財品はこちら!!


アヴァロンコード


DSのポリゴン限界に挑戦カマしたナイスゲーム、アヴァロンコードで御座います!

いやあ、イラストに惹かれてちょっとチェックしてたんですが、実に素敵なものでございました。
ではでは早速レビューなどかましてみたいと思います。




・一見キャラ系。中身は濃厚なアクションRPG


恐らく皆さんが、イラストを見たカンジで真っ先に思う印象とは「あん? キャラゲーですか。この萌え大好きガチオタyamotoめ」と思います。

確かにフラフラとイラストで引かれたタチではあるんですが。



実際にプレイしてみると、なんとまあ。
これが非常にしっかりどっぷりといけるカンジのアクションRPGでした。

特にダンジョンの場合、単純に敵を倒して進めばいいというものではなく、部屋事に定められた条件があり、それを満たすことでクリアとなりと次の部屋に移動できるという仕様になってました。

別に謎解きのレベルに関しては、うんうんと唸るほどのものでもなく、時間をかければ大抵簡単にクリアできる程度のものとなっております。


なーんだ。じゃあ、それなら簡単なぬるいゲームじゃん。と思うかも知れませんが。
もちろんそれだけで終わるわけではありません。部屋事に条件の他に「ボーナス獲得のための別条件&制限時間」が存在するのです。


これにより、いかに最短かつ条件を速やかに満たすか、その判断が必要になってくるわけでして。しかも場合によっては「条件を満たさずにさっさとクリア」したほうが高評価が得られるケースもあるため、その場の迅速な判断が求められるという、ちょっとマゾ風味なひとにもたまらない内容となっています。


・情報コードを弄り回す


そしてこのゲームのキモとも言える部分、情報コード操作についても語ってみたいと思います。


まず、主人公は物語の始まりに「預言書」というものを与えられるわけですが。
これが「世界」の情報を操る本だったりするわけで。それで世界のあらゆるモノの内部情報を「差し替える」ことができるようになっています。

と、まあいきなりとんでも無く危険なブツを渡されてる主人公なのですが、それはさておき。


それぞれ登場キャラ・アイテム・敵キャラなどに最初からついている情報コードを差し替えていろいろ弄り回すことによって、イベントを発生させたり、アイテムの効果を増強させたり、敵キャラクターの有利な属性を変更したりと、様々なことができるようになっています。


しかも、ここで非常によく考えられているのそれぞれの中から抜き取った情報コードは「破棄」できないのです。


よって、戦闘を有利にするために敵から抜き取った情報コードの置き場に困ったり、イベントに必要なアイテムを作成するために図鑑を見回して、情報コードをかきあつめたりと、非常に頭を悩ませてくれるパズルとなっております。


もちろん、敵を弱くしたりすることはもちろんできますが。
逆に強くして難易度を上げたりすることも出来るので、匙加減一つでいろいろと楽しめる作りとなっております。


・ローポリが生み出す、素敵な世界。


さて、次にビジュアル面についてですが。

DSのポリゴン限界スレスレをかすめるようなフルポリゴンで製造されており、もちろんローポリギシガシなわけですが。

それを感じさせないテクスチャの張り方と、表情や視線の動かし方など非常に「魅せる動き」を実施しているお陰で、実に素晴らしいビジュアルワークスが完成しています。


特に目線の動きなど、細かいところまで気を配ってるあたり、実に好感が持てます。


ハードの限界を表現の限界と取らず、寧ろそれ以外の部分で補完することによって作り上げるとびっきりのテクニックを見せてくれると、やはり心躍ると思いませんかな?



と、まあ、良い子ちゃんな感想はここまでにしまして。


ここからはyamotoのプレイした感じから来る感情のほとばしりをば。



ヤバドゥ!! HPのイラストの再現なんかできるかよファッキン!! と思っていたらしっかりやってくれてんじゃねえか、スゲエよ!! あのイラストでギュンギュン動くとかマジありえねえなアヴァロンコード!!


しかも、このシステム実にイラっとさせてくれんぜまったくよう! アイテム1個錬成するのに図鑑とにらめっことか悩むのが楽しすぎて時間がかかってしょうがないぜHAHA!!


え、落ち着け?


オーケー俺は冷静でしたよ?



ってわけで、アヴァロンコード

これまで発売されたDSの中でも十二分に「素晴らしき大作」として扱って良い出来ではないかと思います。



と、オススメしつつ今回はこのへんで。


それでは──


「で、これが世界が破滅するから弄り回して好き放題こね回すゲーム?」

「さっそくマッハで貶めに来たか、脳内金髪少女メリー(18禁)お前的には実に認められないゲームという方向性でFAですか」

「それだったらどうすると? それよりも、肝心の理由はまだかしら」

「何の話ですかな、メリーさんや」

「具体的には『生意気なエルフを孕ませるゲームだぜやっほう! しかもコードを書き換えて淫乱とか出来んじゃね!? 父の前で楽しくガチ犯すカーニバルの始まりだぜ!』ってさっきから不快な叫びを喉の奥から絞り出す汚物がいたの」

「おやおや、それはどこの誰でしょうか。まったく不思議なことですね」

襤褸を出したわね汚物。誰ではなく汚物と言ったのよ汚物。下らない自己弁護をする前にさっさと潔く死になさい汚物」

「お前本気で容赦有りませんね」

「欲しいのかしら、容赦」

「では男らしく要らないっていってみる」

「さようなら」

「短ッ!! 本当に容赦ゼロかよお前!? ていうか本当にピストーレを額に突きつけて引き金引こうとしないように。目もあわせてねえし」

「要らないと言ったなら当然」

「要るって言ったら」

「かわいそうね。って言って引き金を引くわ」

「かわんねえよ! どこもかわんねえよ!!」

「変わるわよ。文脈が」

「文字だけだろソレ。て言うかまた勝手にプレイですかお前」

「いちいち辞典を開くたびにコンマ数秒待たされるのは少しイライラするわね、これ」

「あー、それなあ。フェードイン・フェードアウトの時間をもうちょっと弄れなかったのかな、とは思うよな。そこが改善されるだけでだいぶ違うと思う」

「その他に関しては、及第点かしら。恋愛イベントはオマケでいいのよね」

「まあなあ。そこらに関しちゃ現在の風潮として押さえるべきだろうな」

「調教ハーレムルートは存在していないみたいだし」

「DS初のエロゲーを期待するな、そこ。弄り回してもエロい属性の名前は出てこないぞ」

「夢見る、とか、情熱的、とかの称号だけで股間を立ててる汚物オブ汚物がいるから問題なさそうだし」

「人のレベルをまた下げに来たか。これ以上下げても得なんてないぞ、テメェ」

「そもそも下がるだけの余地もないくせに」

「生きる気力を大幅値引きしないように」

「そうね。全部持って行くぐらいでないと」

「だからどうしてもお前は俺に死んで欲しいのですかファッキン」

「ところでふと気になったのだけど」

「華麗にスルーとはナイス度胸。で、いきなりなんですか」

「この主人公の情報コードは見られないのかしら」

「む。そいえばそうだが。……多分、まあシステム上あまり意味がないからじゃないか?」

「そう、残念ね。世界が破滅するって言われても、世界を弄り回す預言書をもらっても、ニコニコ笑ってるような子供の中身がどれだけねじ曲がっているか楽しめそうだったのに」

「メチャクチャ怖いこといってんじゃねええええええええ?!」

 と、いうわけで覚え立てのジャッジメントリンクでメリーを吹っ飛ばし、最後のトドメで「汚ぇ花火だ」を実行しつつ今回はこれにて。


うん。とてもいいもんですよ。これは。


それではでは、次回の散財にてお会い致しましょう。