突発物欲、我に敵無し(前編)

※ 2006年01月30日 バックナンバー

ハローハロー 物欲様ー
わたしあなたの奴隷さーん☆

はい、今回は突発でのことなので、少々壊れぎみにてお送り致します、物欲チャンネル! ビジュアルは牢の中の薄汚れた空間にてお願いします。(発注指定)


と、言うことで今回の物欲品はコチラ!!



http://www.apple.com/jp/macmini/



アップル発売の新型弁当箱です。レンジでチンするととても爽快。

はい、嘘です。以前話題にも上がったマックミニです。
鞄にも楽々入る軽量&コンパクトな外装に、自棄に本気ぎみのパワーをギチギチに詰め込んだステキアイテムです。


え、貴様はmacじゃなくて、無敵ゲイツユーザーだろうって?


HAHAHA! 今さらmacの快適さに目覚めてしまったのさ!


……ってそんな訳ないですね。うん。
物欲は平等、macだろうがwinだろうがlinuxだろうがその公平さは変わりません。今回なぜこれを仕入れたのかは、とりあえず後でお伝えしてみるとしまして、基本的なレポートをば。


まず、箱をがばっとあけると中からでてきたのは、この弁当箱と、DVDディスクと説明書の入ったポケットサイズな紙箱、あと電源ケーブルとディスプレイケーブル。
それ以外は何も出てきませんでした。まさにシンプルイズベスト。
あんまりにシンプルすぎて、思わず上げ底になってないか確かめたのは御愛嬌。


そして、ありもののトラックボールとディスプレイ、キーボードをくっつけて起動。さしたる問題もなく(最初マウスが認識されずに困りましたが)ユーザー登録も澄み、MAC OS X Tigerのお目見え。


こまでで20分かからないぐらいのスマートさでした。分かりやすいインターフェースもさることながら、なれてくると10分で済んでしまうかと思えるぐらいの快速。ちっこい外見の割にパワーはあるようですが、音も静かなのでなかなかに素敵。


これならwinの初心者ユーザーがmacに転んじゃってもおかしくないかも知れません。私や某植木職人や某ぐったりした人はさておくとしても。


さて、ではいいこちゃんな感想はここまで。
ここからは、ヤモ流感想をば。



ヤバドゥ!! いいねこの静音性!
つけっぱなしで忘れてしまいそうな感じですよ! フル稼動でささやき程度の音に偽り無し! やってくれるぜApple!

しかもそれでいて、コンパクト! ケーブルとディスプレイプラス資料の山となってるこの押し入れデスクの細かい隙間にピッタリフィットするぐらいのミニサイズ! シンプルすぎる背面構成もそそられたぞストライダム

さてはて、んじゃまさっそくかちかちっと弄り回してみますかネ?(声:栗田貫一



かち、かち




………なんじゃこりゃあ!!(声:ジーパン刑事)


確かに分かりやすい構造にしたかったのだろう! 初心者なら大いに喜ぶだろう! だがしかし! パッと見て判断できる情報の少なさ! なによこれ! 
しかもDOCKって何! うっかり触って変なの立ち上がってくるわ即カットぉ!!


と、いうことでyamo的に最初から用意できているインターフェースでは満足できなかったようです。 まあ、この辺は弄り回している内になんとかできるだろうからよしとして。


HDDをオープンだうりゃ。


ずらららららっ<出現する無数の項目


ひぎゃああ!? なんですかこの無数に現れるパーソナル情報!?
俺は間違ってデバイス画面を出しちゃったのかいオリビアー!!?


と、いうふうな感じで今度は情報を一気に出すことへやや混乱。
おにーさんは地味にドライブとかフォルダとか開くの好きな人間なのでこれはいただけない。
ま、でも我慢する。Linuxでもそんな感じではあったし。


さて、弄り回したいんでいまの画面をちょーっと見えないところへかくしておくかな☆
と、いうことで表示項目の最小化ボタンをぽちっとな。


ずぎゅるるるううっっ!!<表示していたものが変型しながらDOCKへ格納される様子


いぎゃああ?! ぶ、ブラックホール搭載OS!?
さっきまで表示されてたものがムンクよろしく変型しながら小さな場所へ飲み込まれて圧縮されて行くよママ!!

「あれはねぼうや。邪魔者を排除するためのパックなのよ」

わーすごいやママ、でもあの邪魔者さん痛くないの?

「痛みはないわ。ほら、笑ってるでしょ?」

ママ、あれはどう見ても発狂してるって言うんだよ!!


と、いう光景が思わず浮かぶ程に異常な格納モーションに思わずフリーズしかけました。きっと恐ろしくリソース喰ってる動作だと思ったので、いずれこれもオフにすることを誓いました。

まあ、これまでちょっといじくった感想を言えば、
初心者にはなるべくHDDへのアクセスはさせず、DOCKで事を済ませてやるべきなのだろう、とか思いました。多分そのための道具なんでしょう。
僕的にOSの細かいトコロはあまり好ましくはないけども、動作はかなり軽く、しっかりチューンされていたり、そこそこ整理された見た目をしていたりするのでそれなりに力を入れているんだと思います。

しかしあのブラックホールクラスタは許さない。(大偏見)


と、いうことで、総評としてハードと価格の面では100点オーバー、OS込みで見た場合は80点ぐらい。(減点分のうち、50%以上はブラックホール格納)あとは対応ハードの数と、融通の聞くソフトがあればメインとしても使えないこともない、というところでしょうか。現時点ではサブ的扱いのポジションがいいかな、と思います。




さて、では今回はこんなことろで──


「ユダ」

「誰が銀貨30枚と毒薬か。2月迄出番なくていいって言ってたろ、脳内金髪少女メリー(18禁) 」

「戻ってくるなり欠けたリンゴ製品をうきうき配置したり、奇声を挙げてクリック連打してる生物がいたからよ。しかも何かしらこの弁当箱。とうとう機械にまでツルペタプチイズムを発揮しはじめたとしたら、その遺伝子は後世に受け継がせるべきじゃないわね」

「なんですかその素敵な単語は。不覚にもときめいたぞ」

「そう。だったらいますぐ静粛に死になさい」

「どうしてデッドオアアライブな思考なんだ貴様は」

「デッドオアスーサイド」

「何その回避不能バッドエンドフラグ。で、早速弄り回してるのかお前」

「それなりに品はいいわね。シンプルで悩まなくていいのはインターフェイスの基本だし」

「ふーん、お前の頭みたいなもんか」

「そうね」

「否定するかと思ったら肯定かよ。この2ビットめ」

「0と1の美しさも知らない豚は隅っこで延々粘土でもこねてなさい」

「埴輪作って襲わせるぞお前」

「『しちしとう』と『はどうほう』」

「なんでそーいうマイナーなことを知ってるのかと。で、どーよそのOS」

「違いはファミリーレストランとボーイの居るレストラン」

「そのこころは?」

「大いにメジャーで見れば大体奥まで解る構造の店か、若干マイナーで構造が解りづらい店か。出る料理と値段の差は想像で埋めなさい」

「で、レストランはボーイに聞けば構造とか色々教えてくれるってことね。しかし、ファーストフードでも聞けるだろが」

「わりといい加減にね」

「納得しちゃうじゃないかお前。作り込んでる料理の割に旨いわけでもなさそーだし」

「万人が涙を流して旨いというモノを見つけてから言いなさい」

「あー、それは確かに無理。かなり無理……って、もう止めるのか、触るの」

「5分も触れば充分」

「かわいくなさMAXだなお前は」

「醜さと見苦しさMAXよりはいいわ。それで──」

「ん、何?」

「裏切りに至る動機と、散財に至る経緯はどこかしら。貴方の思考が常時散財と直結してるとは言え、理由なしに買う値段とは思えない」

「イヤな考察ありがとう。まったくしてその通りだが……」

「後編に続く」

「俺のセリフ取るなよ!?」


と、言うことで、無視して紅茶を入れてるメリーにドロップキックを食らわしたくなる衝動を押さえつつこれにて。




次回、至る経緯と購入動機をお楽しみに!